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| 2005年開催の第3回大会(ロシア・ポドルスク)では、ロシアが金メダルを7つ獲得。軽、中、重量級でまんべんなくその強さをアピールした。 だが今大会が近づき、インドに総合優勝の期待が高まっていた。昨年、ノルウェーで行われたビーナスカップでもインド勢の活躍は目覚しかったのだ。 決勝戦では、会場のムードがさらに選手たちを後押しした。テレビ局が20台以上のカメラを回し、観客もインド代表選手のパンチがヒットするたびに大歓声。そんな完璧なまでのホーム・グラウンドが、他国の代表たちを精神的にも追い込んだのだろう。 インドが獲得したメダルは金4のほか、銀1、銅3。ロシア(金3、銀なし、銅3)や北朝鮮(金2、銀0、銅1)などのライバル国に競り勝った。ちなみに今回、ロシア勢が抜群の強さを示したのは重量級のみだった。 徹底的に高等技術を教え込まれた感の旧ソ連圏や北朝鮮のスタイルとは対照的に、インド勢のそれは個性に溢れる。特に注目を浴びた46キロ級のマリコムは昨年、インド版タイムズ誌が選んだ『ザ・ベスト・スポーツ・パーソン』でも5位に食い込んだ25歳。決勝では、デュータ(ルーマニア)を大差ポイントで退け、大会3連覇を達成した。 また、MVPに選ばれたのは57キロ級のユン・クンジュ(北朝鮮)。誰よりも危なげなく決勝戦をクリアしたことが、評価されたようだ。 大会には、ニューデリー市下院議員長のS・シェイラ・ディクシット氏も特別ゲストとして招かれていて、相次ぐ熱戦に大興奮だったとのこと。同氏は、10年に当地で開催予定のイギリス連邦体育大会で、女子ボクシング競技開催を強く推し進めていくことを発表している。イギリスが女子ボクシングを認めぬ中、このような改革の流れを呼べたのは、選手たちの活躍も大きな役割を果たしているだろう。 ドーハ・アジア大会同様、当大会では採点のアンフェアがほとんど嘆かれていない。そこでインドが果たした総合優勝は、正真正銘の最強をアピールしたといえる。 観戦した現役全日本王者の感想 「世界は何歩も先」 前回に引き続き、実力不十分とされる日本からは、残念ながらエントリーしていないが(交通費を自己負担での参加は認められている)、会場では現役の女子全日本王者・小沢真弓も観戦していた。 小沢は文化と同様、代表選手の活躍にもインドには大きなカルチャー・ショックを受けたという。 「準決勝までは、勝ちを確信したら、流して次につなげる選手が多かった。でも決勝は最後まで全力。世界は何歩も先で戦ってるのを感じました。ステップや上体の動きでゲームをつくるのが印象的」 と、男子の代表選手とよく似た感想を口にした。 |
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| ボクシングワールド07年1月号 |
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